WBA WBO リスペクトボクサー 帝拳ジム 日本人世界チャンピオン 海外世界チャンピオン 防衛戦

頂上決戦リナレス×ロマチェンコ戦を振り返る

投稿日:

さてあらためて
リナレス×ロマチェンコ

名もなきトレーナー目線でお話させていただきますと・・・

お互いがあのレベルまで行くと
どちらが常に主導権を握っていたか?という
格闘技としての根本的な理由で、試合全体を通してロマチェンコがリードする結果になっていましたね

途中実況の方が
「おーっとロマチェンコ、リナレスの足を踏んでいるー!」
と叫んでいました。

たしかに意図的に相手の足を踏むのは反則なのですが、私の現役時代からの持論では

「足を踏まれる選手は負ける」
です。

例えば、オーソドックスVSサウスポーの試合で、あえてセオリーではない
「外足を取らせた戦い方」
をするというパターンはあるのですが、その場合もあえて外足を取らせているのであって、常に主導権を握っているのは自分でなければいけません。

つまり、足を踏まれている場合ではない。

なぜああなったかというと、全ての動きが1テンポロマチェンコの方が先だったからですね。



スポンサードリンク

ただ私は、もう一度お2人が試合をしたら
「リナレスが勝つのでは?」
と思ってます。

その理由はリナレスがロマチェンコからダウンを奪ったときの右ストレートが絶妙だったからです。

あれは、良く言えば
「来るのを予想していた」
悪く言えば
「偶然」

次戦がもしあれば、一か八かにならないためにも
もっと思い切って、あえて外足を取らせてリナレスの距離で戦います。

そして、ロマチェンコが来るであろうタイミングで右を出す。

しかも、右で倒しに行きすぎず、右のダブルや右のトリプルを使い、右を出し惜しみしない。

そうすれば、あそこまでロマチェンコにペースを取られないのではないかと思います。

たしかにいい試合でしたが、終始ロマチェンコが勝つために用意された土俵にリナレスが乗ってしまっていた感があります。

ロマチェンコはパンチスピード、パンチ力はもちろんありますが、最も素晴らしい能力は
「自分の土俵に持ち込む」

というところです。

自分のボクシングができなかったリナレスは相当悔しいでしょうね・・・

どうかリベンジマッチを!!

ブログランキング参加中!
応援ありがとうございます!
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

スポンサードリンク



-WBA, WBO, リスペクトボクサー, 帝拳ジム, 日本人世界チャンピオン, 海外世界チャンピオン, 防衛戦
-, , , , , , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

田口チャンピオン、具志堅越え!

WBA・IBF世界Lフライ級統一王者の田口良一選手が5月20日、大田区総合体育館でIBF同級6位ヘッキー・ブドラーと防衛戦を行うことになりました! ブドラーはWBA世界ミニマム級王座を4度防衛した経験 …

4月5月もダブル世界戦!&ネリ出頭命令

 5月25日、井上尚弥選手が3階級制覇をかけ、WBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネルに挑戦するタイトルマッチが発表されておりますが、当日は井上選手と拳四朗選手のダブルタイトルマッチとなることが …

井上尚弥と京口紘人の共通点

WBCタイトルマッチが24日、大阪で王者の寺地拳四朗(BMB)と久田哲也(ハラダ)の間で行われるが、こちらには「興味がない」と素っ気なかった。新型コロナウイルスの感染が再び増えている状況にあることもあ …

高山勝成オリンピック断念・・・指導者として革命を!

ミニマム級で主要4団体の世界王者となり、アマチュアに転向して2020東京五輪出場を目指す愛知県代表の高山勝成選手が31日、岐阜県立岐阜工業高校体育館館で開かれた第80回全日本ボクシング選手権大会東海ブ …

時は来た!村田諒太がカネロと東京ドームで戦う日を願う

村田諒太はなぜブラントとの再戦に快勝できたのか?? って今さらですが、あれは本当に快挙だったと思いません? ご自身に置き換えてみてください。 背水の陣 もし、あそこで負けていたら引退どころか「弱い選手 …

 

Arabic Arabic Chinese (Simplified) Chinese (Simplified) Dutch Dutch English English French French German German Italian Italian Japanese Japanese Portuguese Portuguese Russian Russian Spanish Spanish