前回の続きみたいになりますが・・・
例えばWBO世界フライ級チャンピオン木村翔選手と亀田興毅選手がやったら、まあ間違えなく木村選手が勝つでしょうね。
五十嵐選手との試合を観て驚きました。
強かった!!(偉そうにすみません笑)
一般的に普通のファイタータイプの選手が五十嵐選手のようなアウトボクサータイプと戦う際に、
1.単発で攻めてカウンターをもらい続けるという典型的パターン。
2.パンチが届く距離に入れないから、更に大きく距離を取ってしまい、逆にアウトボクサーに詰められるというパターン。
3.頭の位置を変えながら1.2.3.4.5.6…まで連打を出すことでブロックさせるところまで詰めていき、そこからさらに連打をまとめるパターン。
4.捨てパンチ(当てるつもりの強いパンチ)を打ちながら相手に打たせてカウンターを取りにいくパターン
などがありますが
木村選手は3と4がしっかりできていましたね。
この、攻めながらカウンターができないのが亀田興毅選手(現役時代の話ですが・・・)
これはなかなか難しく、練習して簡単にできるものではない「本能」的な要素が必要だったりしますね。
例えば全盛期の山本KID選手(ボクシングじゃないですが)だったり、帝拳ジムの元世界チャンピオン下田昭文選手。元日本チャンピオン土屋修平選手。ナジーム・ハメドのボクシングとかがわかりやすいかと思います!
これをされると、うまく捌(さば)けないとアウトボクシングというより、逃げのボクシングになってしまうんですよね・・・
ただ、噛み合わせの関係で木村選手は五十嵐選手とはああいった結果になりましたが、同じアウトボクサーでも前の手のリードがしっかりと「リード」としての役割を果たすことができるパンチ力・体幹を持った選手との対戦ならあれほど一方的に攻め込むことはできないと思います。
まとめると・・・
木村翔選手
ベルトを獲った試合は中国のオリンピック2大会連続金メダリストのゾウ・シミン。そして初防衛の相手、五十嵐選手もアテネオリンピック出場選手。
相手の安定したボクシングを「崩す」のが非常に上手い選手ですね!
2選手とも木村選手のボディから入り込むという作戦にどっぷりハマってしまいましたので、「出鼻を挫く」破壊力を持ったボクサーでないとなかなか勝つのは難しいかと思います。
中途半端なリード(ジャブ)では止められない勢いを感じました。(あと、瞬時にわずかなパンチの芯を外す運動能力)
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いやぁ、一夜で追う立場から追われる立場に変わりましたね。
世間の反応も一気に変わったことでしょう。
私も、その「世間」の中の一人です(勉強不足に猛省・・・)
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