ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズWBSS、バンタム級準決勝で、IBF王者エマヌエル・ロドリゲスを2回TKOで下した井上尚弥選手が試合後の記者会見で安堵の表情を見せました!
前回の70秒には劣るものの
4分19秒KOという驚異的数字。
WBSS記者からの
「きょうは2ラウンドもかかってしまったのはなぜ?」
といういじわるな質問にも
「1ラウンド目はスコットランド、グラスゴーのなれない環境での力みも多少あって、2ラウンド目から力みに修正をかけて、それがうまくいって自分の思うように戦えたと思います」
と冷静な返答。
続けて
「カウンターだったり、返しのアッパーだったり、予測できる範囲ではありましたけど、実力のある(選手ならではの)角度から打ってきたりとか、けっこう危ないタイミングもありました」
とやはり、過去に味わったことがない角度からの攻めが井上尚弥選手と決勝で戦うノニト・ドネア選手が勝てるかもしれない唯一の方法か?
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押され気味に感じた1ラウンド目に関しても
「プレッシャーをかけてくるとは思っていたので、ああいう展開で自分は引きながら迎え撃つ感じで。気持ちの余裕はありましたけど、硬さですよね」
とやはりそれなりの重圧はあったことに安心(笑)
2ラウンドからは
「プレッシャーをかけてきたので、勢いづかせないためですよね。1ラウンドよりも重心を落として(相手を)おさえるように。そこは自分の感覚でできた」
と、やはり名チャンピオンは対応力が優れてますよね。
元WBA世界ミドル級チャンピオン村田諒太選手が相手の予想してなかったペースに対応できず、ズルズル最後まで行ってしまったのが記憶に新しいです。
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一方、井上尚弥選手は
「面白かったんじゃないですか。自分もやっていてパンチが当たらないという感覚もありましたし、少しですけどパンチももらいましたし、楽しかったですよ。」
と良い意味で「ナメてる」姿勢が頼もしい。
「長引けばお互いに緊張感が解けて、お互いの良さがたぶん出てきて、もっとボクシングとして面白い展開になるんじゃないかと。1ラウンドが終わった時にそう思っていたので。まあ、1ラウンド目で感触的に負けはしないだろうな、という気持ちの余裕はありました」
・・・1ラウンド終わりにそんなこと思ってたの!?
やはり、彼はモンスターです(笑)
村田諒太選手も
「尚弥は天才」
と発言しておりますしね。
決勝のドネア戦に関しては
「ドネアですよ(笑)。重圧? もうここまできたら開き直るしかないですよ」
とワクワクした様子。
ノニト・ドネアと言えばバンタム級のレジェンドの様な選手ですからね。
井上尚弥選手も警戒する
「一発だけはもらわないように心がけていかないといけないですね。」
というドネアの一発を当てることができるかもしれない方法を私なりに考えてみました。