山中大輔選手×下田昭文選手
この試合は私、元ボクサーとしてものすごくインパクトのある試合でした。
インパクトの理由は「恐怖とどう戦うか?」
下田昭文選手が強い選手だということはわかっていましたが、この試合で普通なら日本チャンピオンである山中大輔選手に感じるであろう恐怖感。
それが挑戦者という立場で、並の選手なら日本チャンピオンというベルトが掛かった状態で、「空回り」もしくは「逃げ腰」といった2パターンに分けられることが多いです。
それが、彼の場合は「楽しむ」
といった選択肢でした。
何をもってそれを感じたかというと「大舞台でのカウンターの合わせ方」です。
ん?
ですよね。
ご説明します。
例えば、現在のカリスマ格闘家朝倉未来選手や、今は亡き山本KID選手のカウンターを思い浮かべていただきたいのですが、
彼らは、
・相手が打ってくる→よける→すぐさま打ち返す=相手の防御が間に合わず、相手がこちらにぶつけてくる威力も相まって倍増したパワーでこちらのパンチが伝わる
という通常のカウンターの概念ではなく、
・相手が打ってくる→よけながらもパンチに体重がのるベストな位置にポジション取りしながらカウンターを打つ。
つまり、相手選手は「よけられた!」という自覚がないままカウンターを合わせられるため、
大好きな恋人にハグしたらその恋人が包丁握ってた
みたいな状態。
全力で飛び込めば飛び込むほど苦しい(心もやられる)
という状態。
こういったカウンターが打てる理由としては、まず第一に
●恐怖心に打ち勝つ能力(場数・修羅場をくぐった数)
さらに
●俊敏性・敏捷性
●柔軟性
この
柔軟性というのが、一般的なストレッチ的柔軟性ではなく
上半身と下半身の連動です。
下半身をこう動かしたとき、ベストな上半身の角度はどこか?
どこに置くと一番力の入るパンチが打てるか?
といったことを瞬時に判断できる能力。
身体が勝手に動く能力が運動神経です。
格闘技では、「当て勘」とも言いますがそういった能力が優れていると強く感じたのがこの当時のスーパー・バンタム級山中大輔選手と戦った下田昭文選手のカウンターを観た時です。
その後、彼は世界チャンピオンになりましたが、李選手との世界戦で魅せたカウンターはボクシング好きの中では伝説と言っていいのではないでしょうか?
下田氏いわく「相手のパンチが止まって見えた」そうです。
また、そのあたりの詳しいことも書いていきたいと思います。
今回は山中大輔選手×下田昭文選手の試合を語ろうと思ったのですが、序盤の説明で伝えたいことはだいぶかけましたのでこの辺で・・・
※下田昭文選手の動画、探してみてくださいね!
下田昭文氏のジムにて【ホームページ】
おまけ
◆著者◆
ボクレッチ(ボクシング&ストレッチ)トレーナー・芸人
山田BODY
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