リング誌が2017年の表彰選手「ファイター・オブ・ザ・イヤー」(いわゆるMVP)にWBO世界S・フェザー級王者ワシル・ロマチェンコを選出しました。
ロマチェンコは今年3度リングに上がり、いずれも挑戦者がラウンド間のインターバルで棄権するTKO勝ちで防衛。リゴンドーとのオリンピック金メダリスト対決も圧倒的勝利でしたね。
日本のボクシングは、去年くらいから一気にレベルが上がりパンチ力(パンチの打ち方・拳の硬さ)が超重要な時代になったと思います。
そして、世界のボクシングはパンチ力はもちろん、サイドステップの重要性を感じる試合が非常に多かったです。
もちろん格闘技なので前に攻めてなんぼなのですが、いかにその攻める「角度」を変えるか?
こちらの立ち位置が変わるだけで正面にいる時の何倍も攻めパターンが増えます。
逆にサイドステップを使った防御のおかげで相手のパンチをよけた瞬間、自分が攻めるための「動線」が広くなります。
すなわちカウンターにつながります。
アマチュア出身ボクサーがプロに入り、「プロ向きのボクシング」に切り替えるのももちろん大切なのですが、アマチュアの良さ、アマチュアで大切にしていたことを続けていかないと、昨年12月30日のOPBFフェザー級チャンピオン清水聡選手の試合のように
「ん?練習した?」
という試合、アマ・プロどっち付かずのボクシングになってしまうと思います。
私が清水選手のトレーナーなら、
ロマチェンコの試合映像を見せて、足(フットワーク)だけをマネさせます。
日本のボクシングをさらに「世界レベル」に近づけるには、広い視点を持ったトレーナーも育てていかないといけない時代になってるのかもしれないなぁなんて思ったりもします。
あくまで一ボクシングオタクとしての意見ですけど(笑)
スポンサードリンク
ブログランキング参加中!
応援ありがとうございます!
にほんブログ村