井上尚弥
今回は説明不要のまさに「モンスター」井上尚弥選手について書きたいと思います。
彼は何がすごいか?
それは『体幹』です
私はストレッチトレーナーという職業柄、ボクシングの戦術の前に(ボクシングも16年やってましたのでもちろん見ますが)体の使い方を観ます。
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この体の使い方目線で観た時が本当に面白いのですが、なにがわかるって足(下半身)を観れば
このボクサーが強いか、そうでないかがわかるんです。
これ実はボクシング経験者、というかスポーツをちゃんとやったことがある方なら皆さんわかることなのですが。
軸がブレない
これが、一流ボクサー(アスリート)の絶対条件です(競技によって稀に例外もあるかもしれませんが)
軸がブレないとは精神的なことを言ってるわけではなく(それも大切だと思いますが)『体幹』のことです。
この体幹が今回のテーマです。
井上尚弥選手の近い試合で言うと、ドネア戦。
今までに観たことがないほどドネアに打ち込まれましたよね??
でもあの修羅場をくぐったのは完全に軸をブラさなかったおかげです。
軸がブレないというのは常に腹筋のインナーである腹横筋に重心がのっている状態です。
画像出典「ビジブル・ボディ」様
下位肋骨、鼠径靱帯、腸骨稜、胸腰筋膜を起始とし、水平に外側に向かって走り、腱膜に移行して腹直筋鞘に付着する筋肉です。
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腹横筋に重心が乗っているととにかく軸がブレづらいです。
わかりやすく言うと、おきあがりこぼしのような感覚。
ドネアのパンチをよけ、少々体勢を乱してもすぐさま元のベストポジションに戻します。
なので、追い詰められても圧が消えない。
なので、ラウンド前半でコーナーに追い詰めているはずのドネアが警戒しまくってましたよね??
あれは井上尚弥選手の「いつでもカウンター打つよ!」と言わんばかりの圧に押されていたのだと思います。
その圧を放出する方法が腹横筋に重心を置いた、いわゆる体幹がしっかりしたかまえです。
それができている井上尚弥選手はリング上どこにいても常に自分がリングの中心なわけですね。
客観的には追い詰められてるように見えたドネア戦も、常にペースは井上尚弥選手にあったわけで彼は常に落ち着いていました。
そう、重心が落ちると落ち着いた試合運びができるんですよね。
これはスポーツだけでなく、会社員の方の営業もプレゼンも、学生のコンパでの自己紹介もすべて同じです。
重心を腹横筋(丹田と言われるところです)に落とし、口角を上げ話す。
すると、不思議と自分目線ではなく相手から自分がどう見えているかがわかる。
これが「俯瞰」と言われるものです。
ちなみに、これが特に優れているのが山中慎介選手でした。
カウンターボクサーはこの感覚を持っていないと難しいですよね・・・
と、話は戻り井上尚弥選手は体幹が優れていることにより、攻撃力にもそれが活かされます。
拳に体重が乗るんです。
なぜかというとパンチを打つ際に、一般的な選手のように上半身のパワーを使うと拳にそこまでの重みが伝わりません。
しかし、軸がブレず体幹がしっかりした選手はブルドーザーのように土台が安定しているため、足腰の重みがパンチに乗るんです。
それができている選手が数少ないのですが、
山中慎介選手・村田諒太選手の母校である南京都高校で私も当時一緒に練習させてもらってましたが
当時の監督である武元前川先生(当時のオリンピック日本代表チームコーチ)の教えでは今から20年前にもかかわらずすでにこの打ち方を徹底されていました。
ちなみに私がいまおおこなっている山田BODY式ストレッチの原点も、武元先生から教わった当時ボクシング強豪国であったカザフスタンやキューバでおこなわれていたストレッチを学んだことがそもそもの始まりです。
と、長々と書かせてもらいましたが、こういったことを踏まえて井上尚弥VSノニト・ドネアを下半身のみ観てみてください。
あらためて井上尚弥のすごさがわかるかと思います。
◆著者◆
ボクレッチ(ボクシング&ストレッチ)トレーナー・芸人
山田BODY
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